SPYDとかいう高配当ETF
バンガード五郎です。
日本人は“高配当”という言葉に弱いらしいです。
私も大好きですが、ETFで“高配当”といえば、真っ先にiシェアーズ・コア米国高配株ETF[HDV]やバンガード・米国高配当株式ETF[VYM]が挙げられます。
この2つでも性質(保有銘柄やセクター比率)は異なるのですが、もっと異色の高配当ETFがあります。
2018年7月より各ネット証券で取扱が開始されたステート・ストリート・グローバル・アドバイザーのSPDR® ポートフォリオS&P 500® 高配当株式ETF[SPYD]です。
今回はこのSPYDについて調べてみました。
SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF[SPYD]
概要
- 設定日:2015年10月21日
- 基準通貨:米ドル
- ベンチマーク:S&P 500 High Dividend Index(S&P500高配当指数)
- 経費率:0.07%
- コアとなる資産に対して幅広く分散したエクスポージャーを提供するように作られた、一連のポートフォリオ構築ツールである、低コスト・コアSPDRポートフォリオETFの一つです。
SPYDの特徴
とにかく高配当
配当利回りがHDVやVYMより高く4%を超える高配当ETFです。しかもコストも0.07%とHDVやVYMより低くなっています。
このことは、次のセクター構成比率を見ればわかりますが、REITを含むETFであるため他のETFと比較して高利回りということです。
不動産と公共事業で約50%
↑SPYDのセクター比率
不動産と公共事業で約半分と高配当株にかなりウエイトがかかっています。
均等荷重ETFである
↑SPYDの構成銘柄上位10社です。
80銘柄で均等荷重ということなので、各社一律に1.4%〜1.5%の保有比率となっています。通常時価総額比率のETFが多い中、なかなか面白い商品です。
ベンチマークであるS&P 500 High Dividend Index(S&P500高配当指数)とは
配当利回りに基づき、S&P500採用銘柄のうち配当支払い上位80銘柄のパフォーマンスを計測する指数です。
S&P500高配当指数を簡単に説明すると
- S&P500の配当支払い上位80銘柄からなる
- その80銘柄による均等荷重←重要
↓ダウ・ジョーンズホームページ
S&P 500 High Dividend Index - S&P Dow Jones Indices
SPYDの設定日が2015年で、かなり最近設定されたETFです。
実績自体アテにできませんので、上記指数とS&P500のパフォーマンスを比較してみます。
過去10年ではS&P500高配当指数のほうが、本家S&P500をアウトパフォームしています。このような良績を残せている理由は、多分に高配当再投資が寄与していると思われます。
しかしリーマン・ショック時にはS&P500より下落幅が大きいことがわかります。
SPYDの使いどころ
セクター比率からは、とてもコア資産になり得るETFではなさそうです。
筆者は不動産セクターの比率が高いので引いてしまいますが、次に多い公共事業セクターが下落時に、はたしてクッションの役割をするのか?非常に興味深いETFです。
もしポートフォリオに採用するのであれば、REIT的な扱いで数パーセントをスポット的に組み入れるのが良さそうです。おまけに高配当とくればアセットクラスの分散と高配当戦略がいっぺんに出来てしまいますね。ただし、HDVやVYMに比べると2015年設定と後発なため時価総額はかなり小さく、流動性の面では多少の不安があります。
おわりに
REITを多く含むため、リスキーなETFという見方もできますが、一方でインカム投資らしいポートフォリオであると言えます。
そして、過去の話ではありますが直近の10年でS&P500を超えるパフォーマンスを出しているというのも事実です。
どうしても中身を見るとキワモノ的な存在ということになりますが、均等荷重と高配当というタッグはETFで高配当再投資戦略をする場合、ポートフォリオの一端を担う存在になり得るETFだと思います。
SPYDは高水準の配当収入と投資元本のキャピタルゲイン、両方の獲得を目指せる低コストETFです。
皆さんご安全に!
こんな時こそ、ハイスペックなロボアドバイザーWealthNaviに預けて「長期・積立・分散」に立ち返る。
バンガード五郎です。
昨日の米国市場は反落。
アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>とアルファベット<GOOGL.O>が前日引け後に発表した決算への失望感から売りが広がり、相場を圧迫しました。まだまだ落ち着くのには時間がかかりそうです。
こういった相場状況で個人投資家はどういう行動を取れば良いのか、売るのか買うのかわからず静観している人も多いのではないでしょうか。また、まだまだ底ではないと買うタイミングを計ったり、相場の乱高下に耐えられず狼狽売りした人もたくさんいるでしょう。
しかし、今回のような株価の急落は過去に何回も繰り返されていて、「長期・積立・分散」の方針で投資を継続することで乗り越えられてきました。ですので長期的な視点で淡々と資産運用を続けることが重要になります。
とにかく日々の実績に一喜一憂せず、長い目で資産運用を「続ける」ことが大切です。
そこで今回はこういった相場状況だからこそWealthNaviに託してみてはどうかという提案です。
口座は作っているが、入金せずに2ヶ月放置していた。
先日、SBI証券で開設しているNISA口座の枠がほぼ120万円に到達しましたので今後は特定口座で投資を続けるか、来年に向けて資金を貯めるか思案しておりました。
これまではNISA+SBI証券でETFに投資していましたので手数料はゼロでした。潤沢な資金があるわけではないため、今後課税口座で小口で買う場合は“手数料負け”に気をつけなけばいけません。
加えて、これまでETFに投資する際にその都度やってたことが案外面倒だと感じていたので、WealthNaviでも良いんじゃないかと思い始めました。
例えば住信SBIネット銀行で円をドル転し、SBI証券の口座にドルを振り替えて初めて米国株が買えるのですが、投資先の値動きに加えてドル転のタイミングまで考えないといけないということで、結構な労力が必要でした。
そういった手間が全て省ける上に、売買手数料・為替手数料なども含めて1%なら許容できると考えています。幸い2ヶ月前に取り敢えず口座は作っておいたので、入金さえすれば運用開始できる状況にあります。
売買を任せ、心理的な罠にはまらないようにする。
人間は感情を持った生き物です。相場が上昇すれば強気になり、まだまだ上がるのではないかと思い買ってしまったり、逆に今回のような急落時には焦って狼狽売りをしてしまう可能性があります。このように多くの人が相場の大きな変動に対して冷静さを失って“普段通り”ができなくなるのです。
ですから、その部分をWealthNaviに任せてしまうことで、心理的な罠にはまり間違った投資行動をしないようにしてしまうのです。また、積立についても同様にタイミングを計ることなく淡々と積み立てることにより、不要な心理の影響を排除してしまいます。
このことが資産運用をロボアドバイザーに任せるいちばんのメリットではないでしょうか。
広く分散投資することでリスクを抑えて世界経済成長の恩恵を享受する。
筆者自身は米国株(ETF)に集中投資していますが、本来分散投資は世界全体に広く投資して、世界中の国や企業が生み出した利益からリターンを得ることを狙っています。
投資にはリスクがつきものです。一つの国や会社だけに集中して投資してしまうと、その国や会社にだけに依存してしまいリスクが大きくなります。世界中の色々な資産に分散投資しておけば、ある資産が価値を下げてもほかの資産については異なる値動きが期待できるのでリスクを効果的に抑えることができます。
10年前、リーマンショックの時に株価は世界的に急落したものの、安全資産とされる金の価格は上昇し、金利の引き上げにより債券の価格も上がりました。様々な資産に分散投資をしておくことでショックを一定程度和らげることができるのです。
その点WealthNaviはETFを使って世界約50カ国の1万1000を超える銘柄に分散投資をしています。今後も世界経済が成長し続けるという前提に立てば、世界中の様々なアセットへの分散投資は非常に理にかなった投資法だと言えます。
↓WealthNaviの投資対象銘柄
[出典:WealthNavi]
このようにWealthNaviでは全世界の株式〜REITまで広く分散されており、投資家のリスク許容度に応じて最適な資産別の配分比率でポートフォリオが運用され、リバランスも自動で行われます。また分配金についても自動再投資してくれます。
おわりに
資産運用を成功させるには、「長期・積立・分散」の方針を徹底して、粛々と積み立てていくことです。
今回のように株式市場が大きく下落すると、大切な資産を失ってしまう不安や焦りから、つい非合理的な行動をとってしまいがちです。そういった局面で感情が普段通りの行動を邪魔をしてしまうのを避けるため、自分で冷静な判断を下せないなら、WealthNaviに預けてしまうのも有効な手段なのではないかと考えています。
将来のため資産形成をする時にいちばん大切なことは、長期的視点でリターンの最大化を図ることでしょう。つまり、短期的な資産の増減には目をつむり長い目で見て着実に成長しているかどうかが重要です。
良いときも悪いときも一喜一憂することなく、淡々と資産運用を継続することが長期的に資産を育てていくことにつながるのです。
相場もかなり下げましたので、物は試しでWealthNaviを始めてみようかと思います。
皆さんご安全に!
↓まったく関係ありませんが、中日のドラ1根尾君の愛読書です。バカ売れしているらしい。もちろん私の蔵書の中にもあります。
まず生き残れ!儲けるのはそれからだ
バンガード五郎です。
↑S&P500の昨日1日のヒートマップです。前回の急落から約10日経ち、再度大きく下落しました。 先週の日経ヴェリタスによれば、前回の急落は2月のVIXショックと同じで、市場のリスク度合いに応じて機会的に資産配分を決める「リスク・パリティ戦略」をとるヘッジファンドの株売が主な原因になっているようです。ある市場関係者によると6割〜7割がこの機械的な“株売装置”によるものだという見方もあるようです。
↓前回の急落についての過去記事です
前回と違いディフェンシブ銘柄が活躍する
↓こちらが10月11日急落時のヒートマップです。
両方のヒートマップを比較していただくと分かる通り、前回は全セクター全滅に近い状態でしたが、今回は生活必需品・公共事業の両セクターが本来の力を見せてくれました。ポートフォリオにこういった値動きの違うものを組み込むことで、資産全体の下落幅を抑えることができることが昨日のような相場では実感できます。筆者の場合は債券を含まないポートフォリオですので、ディフェンシブな銘柄をより多く組み入れるように意識しています。
[VDC]+0.56USD(+0.39%)
[VPU]+2.52USD(+2.09%)
ちなみに昨日、私が監視しているETFの中で一番下げ率が大きかったのはバンガード・米国通信サービスセクターETF 【VOX】でした。
インベスコQQQ(−4.58%)を上回る−4.98%です。
株価が急落するなか果敢に買い向かう
あくまで私見ながら、外的要因による一時的な株価の下落で企業の業績はあくまで拡大していると考えているので、今回も買い増ししております。取引終了間際に一段安となったため、4:50〜5:00の間の10分間で取引しました。
NISA口座にてVHTを取得単価164.68USDで5株、VTIを取得単価135.65USDで4株買いました。
これで2018年のNISA投資可能額が残り2,461円となりましたので、ほぼ枠一杯となりました。
SBI証券で海外ETFはNISA口座なら手数料無料です。
私のように端数で買う少額投資家にとっては心強い味方です。
VHTは最近まで絶好調でS&P500をアウトパフォームしていたのですが、買い増したいと思っていたところ少し下げたので今回買い付けしました。またVTIについては200日移動平均線を大きく割り込み135USD付近まで下落したので買いました。これ以上落ちるのであれば、400日線を割り込む辺り(130USD)で買うかもしれません。また、NISA枠が一杯になったため、今後どうするか検討が必要となりました。
とにかく生き残ろう
はてなブログで登録させていただいている方も、このところ頻繁に個別株を売り買いされている人が目立ち始めました。中には損切りする人もおられます。
投資はすべて自己責任であり、他人がとやかく言うことではありませんがPERが100倍を超えるような“流行物”に投資する以上、それ相応のリスクは覚悟しなければなりません。
私は10年前にアーバンコーポレイション(2008年9月上場廃止)で痛い目に遭っていますから、個別株には手を出さずに身の丈に合った投資を心がけています。また市場から退場しないことの難しさも過去に学んだつもりです。そこで出会ったのが米国株投資であり、インデックス投資なのです。長期・積立・分散を信条に粛々と投資を続けます。昨日のような急落場面でも慌てず騒がず、バーゲンセールと捉えて資産を積み上げるだけです。
「まず生き残れ!儲けるのはそれからだ」
これはジョージ・ソロスの言葉です。
そしてある格闘家がこんなことを言っていました。
「最後にリングに立っていることが何よりも大切だ」
皆さんご安全に!
【VDC】シーゲル流ポートフォリオに欠かせない バンガード・生活必需品セクターETF
バンガード五郎です。
パ・リーグのクライマックスシリーズはシーズン2位のソフトバンクが勝ち抜き、広島との日本シリーズに進むことになりました。
1戦目から両チームノーガードの叩き合いで、大味な試合が続きました。しかしシーズン中も西武は超攻撃野球で勝ち上がってきましたし、今更スタンスを変えれませんよね。
しかし個人的にはこういう試合はあまり好きではありません。どちらかと言うとディフェンス重視の野球のほうが好みではあります。これはあくまで私見であり、特にどこかのチームを批判しているわけではありませんのでご容赦ください。
とにかく野球も投資も守りが重要です。
さて、本日はシーゲル派の人には欠かせない、これ1つでまるごとディフェンシブ銘柄が買えるバンガード生活必需品セクターETF【VDC】を紹介したいと思います。
バンガード・米国生活必需品セクターETF(VDC)
ファンドの概要
- 設定日 : 2004/01/26
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金融庁届出日 : 2013/12/16
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基準通貨 : USD
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ファンド純資産総額 : $ 4.71 B 2018/09/30 現在
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ETF純資産総額 : $ 4.12 B 2018/09/30 現在
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主取引所 : NYSE Arca
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地域 : 米国
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時価総額/投資スタイル : 大・中・小型株 / セクター
費用
- 経費率 年率(0.1%)
ベンチマーク
米国の生活必需品セクターの大型株、中型株、小型株を網羅する、MSCI USインベスタブル・マーケット・生活必需品25/50インデックスに連動したパフォーマンスを目指します。
トータルリターン
↓ROKOHOUSEさんのブログでは単に過去のパフォーマンスだけでなく、リスクも考慮した投資効率のセクターETFランキングを公開されています。
VDCの保有上位10銘柄
[出典:バンガードジャパン]
先日高騰したPGを筆頭に世界的で名の知れた大企業が名を連ねます。まさに米国株投資で知らない人はいない鉄板銘柄ばかりです。また保有銘柄は合計92銘柄と十分に分散されています。
セクター比率
[出典:バンガードジャパン]
食品や飲料、タバコなどの日用品の企業が多く含まれています。不景気になっても食品や日用品は消費し続けるため、生活必需品は不況に強いセクターといわれています。
シーゲル流投資に不可欠
バンガード・生活必需品セクターETF【VDC】はジェレミー・シーゲルが『黄金銘柄』と呼ぶ株式を数多く含んでいます。
黄金銘柄(コーポレート・エメラルド)上位20社のうちVDCに含まれているのは
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
フィリップ・モリス(PM)
コカ・コーラ(KO)
ペプシ(PEP)
ゼネラル・ミルズ(GIS)
コルゲート・パルモリーブ(CL)
クラフト・ハインツ(KHC)
ハーシー・カンパニー(HSY)
クローガー(KR)
ジェレミー・シーゲルの推奨するポートフォリオでは、株式投資100%のうち、10%〜15%のセクター戦略を推しています。個別銘柄に投資してリスクを取るより、VDCやVHTなどのセクターETFのでリスクを分散したほうが賢明と言えます。(特にヘルスケアの個別株はリスクが高いと思っています)
今後も世界経済が右肩上がりに上昇すれば、VTのような全世界をカバーするインデックスファンドに投資するだけでリターンは得られますが、VDCやVHTでセクター戦略を取ることによりポートフォリオをより強化しリターンを補完することができると言われています。
VDCまとめ
VDCの役割はポートフォリオにある程度取り入れて、保有資産のセクターのバランスを取るのに最適だと思っています。
筆者の場合は、ポートフォリオの50%がS&P500系のVTIとなっていますので、金融・テクノロジー・資本財・一般消費財などを少し多めに保有してしまっている状態です。
上記4セクターは景気敏感セクターであり、特にテクノロジーセクターは割高になっています。そこへバランサーとしてVDCなどのセクターETFを取り入れることにより、セクターの偏りを均すために使っています。
また前述しましたが、ディフェンシブ銘柄でありながらパフォーマンスも優秀です。
↓[参考]10年前VDCに100万円投資した場合こうなっています
構成銘柄は地味で退屈な銘柄が目立ちますが、「永続する会社こそ本当の利益をもたらす」と私は信じています。また外国株に投資していますが、これらVDCに含まれる会社の製品は、日本にいながら身近にその恩恵を実感できる数少ないセクターです。
VDCをセクター戦略に使うもよし、ポートフォリオのディフェンス要員として使うもよし。
生活必需品セクターの個別銘柄で迷っている投資家の方なら、VDCのようなこれ1つでディフェンシブな企業群がまるごと買えるETFがおすすめです。
筆者も残りのNISA枠でVDCへの投資を検討しています。
皆さんご安全に!
↓米国株投資家必読です。
- 作者: ジェレミー・シーゲル,瑞穂のりこ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2005/11/23
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バンガードVYMとVIG 2018年の勝者はどちら?
バンガード五郎です。
昨日の米国市場は、またも大きく下げ波乱含みの内容となりました。
まだまだ楽観視するのは早いということかも知れません。
本日は海外サイトでおもしろい記事を見つけましたので、紹介します。
バンガードVYMとVIG 2018年の勝者はどちらか?
↓fool.comの記事
記事をGoogle翻訳で日本語に変換すると以下のようになりました。ところどころ表現がおかしいですが、何となく意味は伝わります。
どの配当金ETFがレースに勝っていますか?
これまでの2018年のこの2つのヴァンガード配当ETFのレースの優勝者は、ヴァンガードの配当金償還です。また、幅広い市場インデックス・トラッカーであるVanguard S&P 500 ETFを凌駕しています。
一方、ヴァンガード高配当利回りは、ほぼ同様に行われていません。 2018年にはこれまでのところ、市場をほぼ5%ポイント下回っていますが、それ以上にはそれを下回っています。しかし、より長い時間枠を見ると、状況は異なります。過去10年間で、Vanguard High Dividend Yieldは、10.4%の平均年間収益率を記録しました。これは、Vanguard Dividend Appreciationの10.2%を凌駕しました。
高利回りの配当株式がなぜ圧力をかけているのか
2つのファンドを詳しく見ると、パフォーマンスの違いの理由がいくつか示されます。高配当利回りは今年のところ、これまでのところ比較的低迷していた消費者ストックを多く持ち、その多くはそれぞれの小売および消費財市場の厳しい状況に直面しています。エネルギー株も高配当利回りにとって重要な役割を果たしており、原油価格の上下動は、ETFのトップホールディングスの中で見つかる大手統合石油会社の永続的な利益を生み出すことはできませんでした。対照的に、配当感謝は、配当の空間ではるかに優れた出演者に集中することができました。例えば、マイクロソフトは今のところ配当利回りが特に高いわけではなく、計量はわずか1.5%です。しかし、株主に資本をより多く還元しているテクノロジー株の増加に伴い、配当によって4.5%の配当が達成されました。さらに、消費者空間でさえ、配当利回りは、ナイキやコスコ・ホールセールのような名前の成功から利益を得ることができました。しかし、株価は歴史的にも市場平均よりも遅れています。
どのヴァンガード配当ETFがあなたに適していますか?
短期的な業績を見てみると、単純に高利回りの配当株を見るだけでなく、時間の経過とともに配当を増やすことができた企業に焦点を当てるのは簡単です。しかし、2018年を超えて見ると、それほど明瞭ではありません。時には高収量株が支配する場合もあります。業績は、金利の方向から株式市場全体、経済のさまざまな分野の強さに至るまで、多くの要素に左右されます。ヴァンガード高配当利回りまたは先物配当利回りのいずれかは、配当投資家に良い投資となります。 2018年にはこれまでの配当感謝措置でさえ、歴史の中で、あなたはこれらのトップ配当ETFのどちらかに時間をかけて間違って行くことはできないことを示しました。
↓記事内のチャート(2018年9月24日現在のもの)
2018年の勝者はVIG(青チャート)となりそうですね。
しかも驚いたのはS&P500指数(赤チャート)をもアウトパフォームしている点です。
VYMとVIGは同じ配当系ETFですが、2018年のパフォーマンスには大きな開きがあります。
両者の相違点は簡単に言うと
VYMは現状の配当水準が高い株式で構成されている
VIGは将来増配の可能性が高い株式で構成されている
ということになります。
そして、どうしてこのような結果になったかを考えてみると、構成銘柄にその理由がありそうです。
VIGは2018年比較的好調だった資本財や消費者サービスの比率がVYMに比べて高く、逆にVYMは低迷している金融セクターの比率が高い点がその理由となるのではないでしょうか。
↓ちゅり男さんの詳細な比較記事です
まとめ
VIGとVYMはどちらも低コストで優れたETFです。2018年だけを切り取ればVIGの圧勝と言えますが、中期(5年)チャートで比較すると違う結果になってきます。
このように、単純にどちらのETFが優れているかということは議論できません。
切り取る期間がそのETFにとって得意な市場環境であったかどうかで、その年のパフォーマンスは変わります。今年不調でも来年はVYMのパフォーマンスのほうが良くなるかも知れません。
ただ、同じ配当系ETFであっても中身は全く別物であり、個人投資家はその特徴を理解した上で投資しなければなりません。
よって配当の成長を期待するのであればVIGを、現在の配当利回りを享受したいのであればVYMを選べば良いのではないかと思います。
個人的には金融セクターを多く含むVYMには食指が動きません。
構成銘柄の上位10社をあらためて見て思いました。断然VIGが好みです!
↓VIGの構成銘柄上位10社
Microsoft Corp. 4.2%
Walmart Inc. 3.8
Johnson & Johnson 3.8
PepsiCo Inc. 3.5
McDonald's Corp. 2.8
3M Co. 2.6
Medtronic plc 2.6
Union Pacific Corp. 2.5
Texas Instruments Inc. 2.4
Abbott Laboratories 2.4
(2018年6月30日時点)
いいですね~好きな会社がたくさんあります。
また一つ気になるETFが増えてしまいました。(笑)
それでは皆さんご安全に!
分散投資のポイントをおさらい
バンガード五郎です。
私の投資方針は長期・分散・低コストです。
長期運用する場合、コストは重要です。より低コストのインデックスファンドやETFを選択する必要があります。自身で株価を動かすことはできませんが、コストは自身でコントロールできます。そして“分散”についても投資家がコントロールできる部分です。
先日のような急落の局面では、ヒヤリとされた方も多いでしょう。
ということで、改めて分散投資のポイントについて確認しておきたいと思います。
分散投資とは
一言で分散投資といっても、“分散”には色々な意味を含んでいます。
1.資産(銘柄)を分散
昔から株式投資では「卵を一つのカゴに盛るな」という格言が使われます。
持っているすべての卵(自分の資産)を一つのかご (金融商品)に盛ると、そのかごを落とした時に全部割れてしまう可能性があります。
しかし、複数のかごに分けて卵を盛れば一つのかごを落としてしまっても、他のかごの卵は影響を受けずに済むという教えです。
投資対象となる資産や、株式等の銘柄には様々なものがありますが、それぞれの資産・銘柄は、常に同じ値動きをするわけではありません。例えば、一般的に、株式と債券では、市場動向に応じて異なる値動きをすることが多い(例えば株式が値上がりするときには債券が値下がりする逆相関の関係)と言われています。
↓逆相関の例(NYダウとNY金の推移)
上記は極端な例かもしれませんが、こういった値動きの違う資産を組み合わせることによって、一方が下がっても、もう一方が上がるというように、マイナスを補う効果が見込めます。一つの会社の株しか持っていなかったり、同じ業種ばかりに偏っている場合、すべての資産が同じ動きとなりリスクが高まります。異なる値動きをする資産や銘柄を組み合わせて投資を行うのが「資産・銘柄の分散」の基本です。
↓相関係数について(野村證券)
↓なお、相関係数の算出方法はEXCELで簡単にできるようです。
2.地域の分散
次に、複数の国や地域にも投資先を分けることで、もしどこかの国でなにか地震や戦争などがあったとしても他の国にも投資をしておけば資産が減ってしまうリスクを回避することができます。このことは、外貨で投資することにより、通貨を分散することにもなるため、為替リスク・金利リスクを抑えることができます。
↓過去15年の投資カテゴリー別年次リターン(出典:バンガード社HP)
前項で書いたとおり、好調な投資カテゴリーはその年によってころころと変わります。同様に地域においても 明確なパターンがない為、どこがいつ伸びるかなどは予想できません。ですので、地域分散ということでは、これ一つで世界をまるごと買えるバンガード・トータル・ワールドストックETF【VT】などの商品に投資するのが賢明と言えます。
3.時間の分散
最後は時間の分散です。先週のようにマーケット全体が値下がりする局面では、いい企業の株式も悪い企業の株式も値下がりしてしまいます。そのため、一度に投資するとたまたま値段が高いところで投資して大きく値下がりしてしまうリスクがあります。
投資時期を分散することにより高値掴みによる元本割れのリスクを回避し、購入単価を平準化することができます。つまり時間分散投資は『卵を一度にカゴに盛ってはいけない』と表現できます。
また、時間分散投資をするのに最適な方法が『つみたてNISA』に代表される定期積立サービスです。毎月一定金額を自動的に投資していくので購入価額を分散することができます。また積立設定だけしておけば、自分でタイミングを計らなくても済むのでマーケットが激しく変動していてもマイペースで投資を継続することができます。
まとめ
以上“分散投資”のポイントについておさらいしました。
筆者はリスクを承知の上で米国株に集中投資しています。アメリカが風邪を引いたら日本がくしゃみをするなどと言われますが、日本が風邪を引いてもアメリカはびくともしないと思っているからです。(その他にも米国に集中投資するきちんとした理由はあります)
しかし、基本は広く地域を分散して投資することです。また債券など相関性の低い資産と組み合わせることによって、リスクを低減できることにもなります。私のような少額投資家は10%資産が減っても金額は知れていますが、1億円の資産を運用する人は1,000万円減ることになります。年齢や資産の大小によって債券比率を上げるなどの対応は必要でしょう。
お手本としてウェルスナビのポートフォリオ例をあげますが、VTI、VEA、VWOで世界分散されています。また債券や金、不動産と資産クラスをきっちりと分散しています。手数料が高いという議論は別として、個人で投資する場合でも大いに参考になる部分があります。
↓ウェルスナビのポートフォリオ例
但し、これから資産を増やそうという資産形成の初期段階では分散投資することで、確かにリスクは低減されますが、同様にリターンも抑える結果になるということも忘れないでおきましょう。自身のリスク許容度を十分に理解した上で、有効な分散投資を心がけましょう。
皆さんご安全に!
先週の下落相場を振り返る
バンガード五郎です。
先週の金融市場は米国の金利上昇を嫌気して、世界的な株安となりました。週末には金利の上昇が一服し、反発して落ち着きを取り戻したかのように見えますが、個人的にはまだまだ調整する場面が続くのではないかと考えています。
さて、それでは先週のS&P500指数のおさらいをしましょう。
S&P500種 業種別パフォーマンス
先週の5営業日では、全てのセクターがマイナスで終わっています。そして当然のことながら、S&P500指数も-4.10%となっております。
ここで抑えたいポイントは
- ディフェンシブセクターの下落率が小さかった(特に生活必需品・公共事業)
- 年初来プラスのセクターは5/11セクターのみ
- S&P500の年初来は+3.5%まで下落
米国の経済は堅調ですが、景気減退への懸念が広がると株価への影響も出ます。逆にこのまま好調を維持しても金利上昇を意識して上値が重い展開となるのではないでしょうか。2018年2月以降、本年2度目の調整局面でしたが年内はボックス圏で推移しそうです。
積立投資と下落相場
今年から開始したつみたてNISAで初めて資産運用を始めた方も多いでしょう。
毎月決まった日に、一定額で投資信託などを積み立てる、いわゆるドルコスト平均法を使った投資法です。ドルコスト平均法のメリットは、下落相場でより多くの株数を買えることです。ですから右肩上がりに一本調子で上がっていく相場より調整する局面は、むしろ歓迎すべきかも知れません。
そもそもつみたてNISAは長期投資を前提に作られた制度ですから、1年やそこらで見切るのは時期尚早です。ドルコスト平均法が最強だとは思っていませんが、S&P500などのインデックスファンドを長期・分散・積立することでリスクを低減させることができます。このことは『ウオール街のランダム・ウォーカー』でも推奨されています。
↓ほぼすべての投資家が推奨する『ウオール街のランダム・ウォーカー』
ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
- 作者: バートン・マルキール,井手正介
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/03/10
- メディア: 単行本
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ブレない投資戦略
今回の下落を受けて、損切りした方も多く見受けられました。加えてウェルスナビなどのロボアドバイザーに資金を預けている投資初心者と思われる方の解約もあったようです。
WealthNaviからメール来たけど、わざわざCEOの柴山さんからメッセージとか、かなり売った人がいたんだろうなぁと察します。
— バンガード五郎 (@vanguard560) 2018年10月13日
あくまで自己責任ではありますが、相場は「売り」と「買い」です。先日のような下落相場では含み損の株を投げ売る人がいれば、逆にその株をバーゲンセールだと言って買っている人もいるということです。どっちが最終的に勝ちになるかは分かりませんが、投資経験が浅い人ほど、こういった下落相場を経験したことで何か失敗や気付きがあるはずです。できればその経験は今後の投資戦略に活かしたいところです。
一方、私が目指しているのは長期保有で資産運用をすることであり、一時的な急落で投資方針を変えたり、手仕舞いすることはありません。個人的にはつみたてNISAやiDeCoはマイナスに転じましたし、資産全体で僅かなプラスが出ている程度になっています。しかし、今回の下落客面でも投資ルールに従い、粛々とS&P500などのインデックスに投資し積み立てています。
今日以降、相場がどうなるか分かりませんが、この程度の下落相場は今後幾度となく訪れるでしょう。人間は感情を持った生き物であり、特にお金に関することは過敏になりがちです。その都度過剰に反応していては仕事も手につきませんし、身体がもちません。もし、そういった下落耐性に自信のない方は、株式相場を見ないようにするのも一法ではないでしょうか。
気絶してアホールドが最強と言われる所以ですね。
素人、初心者の投資成功のコツは、長期自動積立+気絶アホールド(投資していることを忘れるでも可)だと思います。子供達には、投資の大切さと方法論としての積立投資の偉大さを切に説いていこうと思っています。
— たかたろう (@takatarow) 2018年10月13日
投資元本の確保こそが常に最重要事項です。
皆さんご安全に!
米国株個人投資家ブログ3選【投資総合部門】
バンガード五郎です。
いよいよプロ野球もポストシーズンに突入し、CSが始まりました。
昨日の菅野(巨人)の投球は圧巻でしたね。
別に巨人ファンではないのですが、彼は他のピッチャーにないものを持っていますね。
講談社のモーニングという漫画がありまして、菅野投手を見ると昔連載されていた『ああ播磨灘』(相撲の漫画)の主人公、播磨灘によく似ています。マウンドでの態度や雰囲気がそっくりに思えるんです。
ああいう選手を“エース”と呼ぶのでしょう。
↓ああ播磨灘
ということで本日は他人の褌(ふんどし)で相撲を取ります。
私が推す米国株個人投資家ブログ3選をお届けします。あくまで個人的な好みですのでご容赦ください。
★たぱぞうの米国株投資
まずはじめに、『たぱぞうの米国株投資』です。
米国株個人投資家の絶大な支持を得ています。メディア実績も多く、ブログ内容は銘柄分析から質問コーナーまで幅広く、米国株投資総合ブログと言えるでしょう。毎日このブログだけ見ておけば、必要な情報を得られるのではないかと思います。
特に質問コーナーについては、いろいろな年齢や境遇の方が相談されています。自分の置かれた状況に近い方の相談は特に参考になります。
また筆者のポートフォリオですが、やはりシーゲル銘柄などへ投資されているようです。
そして余談になりますが、どうやら最近“億り人”になられたようです。
★バフェット太郎の秘密のポートフォリオ
バフェット太郎の秘密のポートフォリオ(米国株配当再投資戦略)
続いて、こちらも有名人『バフェット太郎の秘密のポートフォリオ』です。
更新頻度が1日2回、その時の市場動向にあわせた投資戦略について書かれていることが多いです。「今それ聞きたかった!」ことがタイムリーにブログのテーマになることが多く、非常に助かっています。
私自身がバフェット太郎さんの著書を読み、米国株投資を始めました。太郎さんのキャラクターは歯に衣着せぬ物言いで、誤解される方もおられるかもしれませんが、今ではまったく気にならなくなりました。(笑)
投資戦略は“バフェット”というより“シーゲル”流です。つまり米国株配当再投資戦略です。バフェット太郎10種という高配当の個別銘柄に投資されていて、毎月月末には保有比率の低い銘柄を買い増すという明快なルールをきっちり守っておられます。
そして毎月の投資金額がゴツいです。これだけは真似できません・・・
こちらは初心者向けとは言い難いですが、「クソダサい投資家」にならない為には必読のブログと言えるでしょう。
↓先日、半年ぶりに読み返したところ新たな発見がありました。
★三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみた
そして最後は、以前にこちらのブログでも取り上げたことのある『三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみた』です。
上記2つのブログに比べると更新頻度はさほど高くありませんが、とにかく見習うところが多く、私にとっては自己啓発的な役割も果たしてくれています。
KO大学→三菱系企業へとかなり属性の高い方かと思います。
27歳で株式投資を始め、現在既に5,000万の資産をお持ちのようです。
そして何と言っても給料の80%を投資に回しておられるようで、その強い意志と実行力には舌を巻くばかりです。
禁欲・運動・投資・節約を4本柱とした生活で、給与の手取り40万円強のうち35万円と配当収入を合わせて毎月50万円程度を投資に回す。
投資選戦略は勤倹貯蓄と高配当株への投資が中心で、はっきりとインカムゲインを意識したポートフォリオですね。その投資先は幅広く、米国株だけにとどまらず英国ADR・日本株・ベトナム・中国などにも及びます。
これから投資をする人や、どうしても貯蓄ができない、投資資金を捻出できないという人にもぜひご覧になっていただきたいブログです。
↓尊敬の念を持って書いた過去記事です。
まとめ
今回紹介した3つのブログはどれも有名で、既に皆さんご存知だったのではないでしょうか。
現在はインターネットの発達により、簡単に大量の情報が得られるようになってきました。そのような状況で個人投資家が気をつけなければならないのは、情報の取捨選択です。
こうやって個人投資家の端くれである私のようなものでも、一丁前にブログを書いています。中には間違った情報もあると思いますし、ハイテク株でいくら儲けたとか、そういう類のものは特に注意すべきです。たとえそれが事実であっても、同様にあなたが儲けることができる確率は低いからです。あくまで投資は自己責任ですから、最終的な判断は自分で行う必要があります。
継続してそのブログを見ていれば、その人が『ホンモノ』かどうかは分かるものです。
そういう意味では今回紹介したブログの中の人は、間違いなく『ホンモノ』です。今後も様々な形で参考にさせていただきたいと思います。
なお、不定期になりますがジャンルを変えて他の巡回しているブログも紹介していきます。
↓勤倹貯蓄をするなら激推しの1冊
↓好景気時は勤倹貯蓄、不景気時にはそのお金を投資
NISA口座の投資可能額残り164,775円[VTI]追加投資
バンガード五郎です。
皆さん週末をいかがお過ごしですか。
Google AdSenseに承認されないため、血眼になって“犯人”捜しをしておりましたが、容疑者はどうやらシロだったようです。
あらためて承認できない旨のメールが届きましたので、ここで一旦捜査は打ち切りにすることにします。時間と労力を考えると、さすがにこの辺が限界かなと思いましたので男らしく諦めることにしました。
今日はだらだらと記事を書こうと思っていますので、見出しも内容もよくわからないことになるかも知れませんのでご容赦ください。
今朝も4時に起きまして、ツイッターのフォロワーさんに教えていただいたUSヤフー・ファイナンスでリアルタイムに市場を確認します。
USのYahoo! financeって、ほぼリアルタイムと思って見てました。
— ぱぱやん(投資) (@papayan123_ETF) 2018年10月11日
情報の提供ありがとう御座います。ここで確認しながら15分ディレイの証券会社のサイトで取引をする。複数モニターにすると“なんちゃってトレーダー”みたいになってしまいます。
実はまた買ってしまいました。
先日急落した11日のバンガード・トータルストックマーケット[VTI]7株に引き続き[VTI]を4株だけ買い増しました。実は住信SBIネット銀行に謎の6万円が残ってまして、その存在を数ヶ月忘れておりました。
なぜそれに気付いたかといいますと、ドル転するために住信SBIネット銀行の外貨預金アプリを使っていまして、アプリから通知のバッジが来て急な円高に振れていることを通知してくれたのですが、そろそろドル転しないと投資資金もないなーと思いながら注文ボタン押してみたら、61,000円も口座に残っているじゃないですか。さっそく112円切った辺りで全額ドル転して本日の小口購入に至ったわけです。
ということで、この3日間でVTIを11株買いました。取得単価は142.48USDです。
これで2018年のNISA投資可能枠は残り164,775円となりました。何とか年内に120万の枠を埋めれそうです。
↓VTIの年初からのチャートです
今の株価は、だいたい今年の6月くらいの水準まで下がっています。ここから更に下落するようなら134ドル辺りで指値注文出して、今年のNISA枠を全部使い切ろうかなと思います。VTI以外ではVHTも考えています。今回の下落でVDCなどの本来ディフェンシブなセクターが機能しなかったように感じたんです。その点、VHTは下げ幅も他のETFと比較すると限定的でした。以下にVHTのチャートを載せますが、ほんといい動きしてるんですよね。
↓VHTの年初からのチャート
VHTは1月の高値と同じ水準で踏ん張っています。VHTはディフェンシブセクターですし
何より“健康な投資先”です。6月以降一本調子で上がっていましたので買うなら今がいいタイミングかなと思います。
しかし候補は決まっても問題は、資金をどこから持ってくるかです・・・先日も妻が入院しまして、4日間の入院で18万円支払いました。今月末にも再度入院するので、同程度の金額が必要になってきます。これで年初からの医療費累計はNISA枠の120万円を大きく超える150万円になります。有事のための貯蓄も年々減ってきていますし、本当は投資どころじゃないのかも知れません。今晩と明日は投資のことは忘れて、釣りに行こうと思っています。また釣果があればアップしたいと思います。
それから、昨晩は久しぶりにいい気分に酔いまして、ツイッターに酔って投稿をしてしまいました。でもそれが普段より好反応?だったようで・・・たまに毒を吐きますが、他意はありませんので目障りな投稿はスルーしてやってください。よろしくお願いします。
↓酔っ払い投稿その①
あまり深く考えるなよ。年に2回のバーゲンセールなんてどこでもやってるぜ。
— バンガード五郎 (@vanguard560) 2018年10月12日
↓酔っ払い投稿その②
おいおい、NISAで保有してるからってハイテク銘柄を5年持ち続けないと損だなんて金縛りにあったら、非課税メリット以上の被害を被るよ。
— バンガード五郎 (@vanguard560) 2018年10月12日
酔っ払い投稿その③
売りたいのに売れない、NISA口座で投資することで自身の投資方針が歪められる。これこそがNISA最大のデメリットなんだよね。
— バンガード五郎 (@vanguard560) 2018年10月12日
皆さんご安全に!
NISAの呪縛で売り時を逃す[少額投資非課税制度]
バンガード五郎です。
昨日の株価急落には肝を冷やした人も多かったのではないでしょうか。
私は運良くバーゲンセールで[VTI]バンガード・トータル・ストック・マーケットETFを少々買い増しました。(まだまだ下がりそうですが・・・)
ところでNISAで短期投資している人はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
今回はNISA口座で保有する株の売り時について考えたいと思います。
NISA制度は長期投資を意識して設計されている
一度投資したら長期間保有し、配当や優待を受け取りながら長期的な値上がりを非課税期限いっぱいまで保有する。
NISA口座の一般的な使い方は長期保有を前提としたこのような方法で運用されている方が多数派でしょう。
NISAで運用できる期間は5年間で、ロールオーバーを加えれば10年間ですが、途中で売却した枠を再利用する事が出来ません。ですから一般的には値動きが小さく安定して長期的に値上がりする商品と相性が良いのです。たとえばS&P500指数に連動したインデックスファンドなどは長期保有ではほぼ勝てる投資先です。
NISAで投資したがために売れない呪縛
本来NISA口座であろうが、特定口座であろうが投資は投資です。しかしNISA口座で投資をした場合はバイアスが働き課税口座とは違う扱いをしてしまうようです。
たとえば、NISAの保有株はなるべく売りたくないと考えてしまう理由として以下のようなものがあげられます。
- 途中売却するとNISA枠は消失し再利用できない
- 非課税期間が残っているので期間いっぱい運用しないと勿体ない
そもそも長期投資すればすべての株が値上がりするわけではありません。特に個別株に投資をした場合、インデックス投資に比べると値動きも大きく5年後に損切りする場面も考えられます。こういった場合では含み益があるうちに利益を確定するのも一法です。
各自の投資ルールに従えば本来売るタイミングであっても、NISAで投資をしたがために通常の売買のタイミングで取引できなくなっている人が多いのではないでしょうか。
私は、これこそがNISA制度の最大のデメリットだと思っています。
タイプ別NISAの活用法
最初に、NISA口座でなるべく長期保有して、途中で売却したくない場合には、運用する商品をよく吟味する必要がありそうです。
そうなると毎度念仏のように言いますが、S&P500インデックスファンドに投資するのが最適解だと思っています。気になるのは、ややセクターに偏りがあるところですが、他のセクターETFなどで調整すれば問題ないレベルだと考えています。
逆にグロース株の個別銘柄などをNISAで投資するなら、非課税口座であっても課税口座同様に自己の投資ルールに従って取引することを徹底するべきでしょう。NISAの呪縛にかかり、売り時を逃すということは避けなければいけません。なぜなら投資元本の確保こそが常に最重要事項だからです。売り時を逸すると含み損を抱えたまま非課税期間が過ぎ、最悪の場合にはNISAのデメリットばかりを享受してしまうことになりかねません。
最後に、もともとNISAは長期投資を意識して設計された制度ですから、最低でも10年は持ち続ける覚悟で運用しましょう。また今後は恒久化となる可能性があるため、銘柄選びは特に慎重にしたいところです。
私は長期投資で運用していますからNISA口座の株(ETFのみです)を売ることは考えていません。NISAをタイムカプセルのように今年の年末には瓶に蓋をして、土に埋めて5年後に開封するイメージで考えています。5年後や10年後にどうなっているか楽しみです。うまく大きく育ってくれているといいのですが。
皆さんご安全に!
↓NISA口座の過去記事です。