【脱初心者】投資で損をする人がやりがちな5つのミス
こんにちはバンガード五郎です。
思ったように株価が上がらず、悪い流れのまま月日が過ぎていく・・・
投資をやっていれば誰しもそのような経験はあるでしょう。
そして株価の下落が原因で自分でも気づかないうちに、負のスパイラルに陥ってしまっているかも知れません。
投資家にとって資産が減ることは悲しいことです。しかし長期投資という視点で考えれば、ゴールまでの道中一時的に含み損をかかえることは当たり前のようにあります。
しかし下落耐性が低い人はお金が減ることで平常心を保てなくなり、様々な失敗をしてしまうものです。
現状の相場にそぐわぬ内容かもしれませんが、今回は投資で損をする人のやりがちなミスについて考察します。かくいう私も初心者の域を出ませんが、一緒に考えてみたいとおもいます。
1.投資方針(ルール)が決まっていない
普段から何となく投資をしていて、他人に投資方針を聞かれてもハッキリと答えられない人や投資方針がブレブレの人は負ける確率が高いです。
投資先も他人の推奨銘柄やブログ・SNSで人気のグロース株などを自分で調べもせず、盲目的に買ってしまうのもダメです。そこに自分の考えがありませんし、購入の根拠も説明できません。
投資ルールとは、例えば毎月〇〇円を△△に投資するというような簡単なものです。
その他にも何%上がったら(下がっても)売るとか、株価が下がっている途中では買わないというのも投資方針でしょう。これだけでも失敗はかなり減らせれるのではないでしょうか。
著名な投資ブロガーであるバフェット太郎さんは、毎月の最終営業日にポートフォリオの組入比率が低い1銘柄を100万円買うという明確な投資ルールに従い、愚直に積み上げておられます。
言葉では簡単なように聞こえますが、相場がいかなる状況であっても継続してやり続けるのは大変です。
このような投資ルールを決め、ブレないことが重要です。できるのであれば、自動積立などのシステムを設定し、自分でいらん事をしてしまわないように委ねてしまうのがベストだと思います。
2.生活資金まで投資にまわす
先日ブリティッシュ・アメリカン・タバコ株の暴落がブログやSNSでも結構話題になりましたが、こういった時に「今が千載一遇のチャンスだ!」と生活資金まで投資にまわすというのも代表的な失敗する投資方法です。
BTIのような株はそもそもグロース株ではないので、長期に配当を再投資することによって、その旨味が出てくるものです。
買ったはいいが、そこから更に値下がりしたり、急な入り用でお金が必要になった場合、その魅力的な配当金を受け取るまでもなく売らなければならない、なんていうことも考えられます。
そして1番最悪なのは借金をしたお金で投資することです。あまりこのような人はいないと思いますが、もうこうなるとつける薬がありません。
あくまで身の丈にあった金額で無理をしないこと。当たり前のようで、案外これが一番出来てなかったりします。
3.固執する
「この会社は間違いない、絶対大丈夫だ!」とか「自分の大好きな企業だ!」などと過度に思い入れがあると、これも失敗してしまう可能性が高いです。個別銘柄に投資する場合には特に注意したいところです。
ある程度の企業への愛着や思い入れはあってもいいように思いますが、度を過ぎてしますのは考えものです。大きく下落しても売らなかったり、利確できなかったりと正確な判断ができなくなるためです。
自分の選んだ銘柄を信じることは大切ですが、大切なお金を投じる投資ですから、ほどほどにしたほうが良いでしょう。こだわりを捨てることによってフラットな視点になり、見えてくるものもありますし、色々なことを試すことでしか得られない発見もあるはずです。
そして何より自身の投資に対する引き出しが増えることにも繋がるように思います。
4.集中投資する
先月のような大幅な下落局面などで起きやすい、ここが底に違いないと思い込み一気に集中して資金を投じることもまた失敗しやすい投資と言えます。たとえ集中投資で大きく儲かる場合があっても、それはたまたまで再現性は非常に低いので、失敗する確率のほうが高いと言えるでしょう。
また集中と言えば1つの会社やアセットクラスに一極集中してしまうのもダメです。
分散投資は投資の基本です
- 資産の分散
- 地域の分散
- 時間の分散
この3つが分散投資の柱です。
↓分散投資について書いた過去記事です
5.失敗を反省しない
なるべく失敗したという現実から目をそらしたくなる気持ちもわかります。しかし投資に限らず、失敗は次の成功に活かしてナンボです。
投資とギャンブルは違いますが、自分の周りにもパチンコや競馬で勝ったことだけ言いまわって、負けたことは一切言わない人がいます。たぶんこういう人は他人に褒めてほしいのか、自慢したいのかなんでしょうけど、10回やって1回勝てば9回の負けは許せるのでしょうか。
1週経てば先週の負けを忘れて中央競馬に行っていた、若かりし頃の自分もそうだったかも知れません(笑)
しかし株式投資において、なぜ失敗したのか原因を分析することは非常に重要です。
このことを疎かにすることにより、再度同じ失敗をしてしまう可能性が非常に高いからです。
儲かったのは相場のお陰、損をしたのは自分のせいと考えるくらいで丁度いいです。同じ失敗を繰り返さないように、失敗した原因を考えるようにしましょう。
もし投資で成功したいと本気で思っているのなら
株価が下落していることによって弱気になったり、モチベーションが下がってしまい普段通りに投資と向き合えなくなっていませんか?
今からでも遅くありません。投資で失敗しないために、投資計画を立て、ルールを作った上で以上のようなことに注意すれば、劇的に負ける確率を減らせるでしょう。
皆さんご安全に!