バンガード五郎 ETFを買う

バンガードの低コストインデックスファンド・ETFをバイ&ホールド

2019年の投資戦略などをつらつらと書いてみた

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バンガード五郎です。

つみたてNISA制度のスタートに合わせて、2018年から株式投資を再開しました。

今思えば、タイミングが良かったのか悪かったのかわかりませんが、このところの暴落で米国市場もすっかり弱気相場入りしてしまいました。少額投資家ですので被害は限定的ですが、年末ですので今年の振り返りと2019年の投資戦略などをつらつらと書いてみたいと思います。

 

今年の振り返り

今年の投資額は

  1. つみたてNISA(夫婦口座)・・・40万円
  2. iDeCo・・・約16万円
  3. NISA・・・約120万円

合計投資額は約176万円でした。

通常NISAは5月に開設しETFへの投資をしたため、6月以降に入金されたETFからの分配金の合計金額は119.69USD(約13,000円)です。

ただし外貨で入金されるため、チャリンチャリンと入ってきてはいますが円転することなく、ある程度貯まったら追加資金と共に再投資に回しました。

現在のNISA口座の状況は以下の通りです。

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思いっきりマイナスですが、個人的には特に問題なしと思っています。いや、思うようにしています。1年間投資の勉強をさせていただいで、この程度のマイナスですから御の字です。ただ、投資方針は超長期ですから一時的な下落に一喜一憂する必要はありません。10年チャートで見れば髪の毛3本ほどの下落です、バイアンドストロングホールドあるのみです。

また、最近ブログを徘徊していますと損切りされた方も沢山おられますが、売った時点で負け確なので超長期で投資を考えている私は、たとえ一時的に半値になろうとも売るつもりはありません。ETFでの投資なので倒産などのリスクもないですし、さすがに紙くずにはならないと思っています。そこが個別株と比べた場合の優位性であるわけですから。

 

2019年の投資戦略

  • キャッシュ比率を上げる
  • 積み立ては継続(NISA・iDeCoでS&P500インデックス)
  • 勤倹貯蓄につとめ1円でも多く資金を貯める(種銭作り)
  • ディフェンシブセクター中心の運用
  • インカムを重視する

米国株市場が弱気相場入りしたことを考慮し、以上のような点に留意して2019年は投資をしたいと考えています。リーマンショックを体験したものとしては、その経験から弱気相場での立ち回りは慎重にならざるを得ません。

SBI証券の広瀬隆雄氏の記事を参考にさせてもらうと、過去の弱気相場からの教訓は以下の3つです。

①過去S&P500の弱気相場での平均下落率は−33%程度であり、現在は−20%程度しか下がっていないため、ここ3日ほどの反転で上がると判断するのは時期尚早で、まだまだ下値を覚悟しておいたほうが良い。

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②過去の弱気相場は平均すると12ヶ月程度続く。10月3日を現在の弱気相場の起点とすると、まだ3ヶ月しか経過していない。

③弱気相場はリセッション(景気後退期)の早期警戒シグナルとして信頼できる。

 

このように景気後退期の相場が予想されるなか、具体的には以下のような投資戦略で臨みたいと思います。

ETFの投資先はBlackRockの高配当ETF、『HDV』が今のところ最右翼ですが、その他バンガードVDC(生活必需品)VHT(ヘルスケア)VPU(公共事業)あたりも株価と相談しながらですが、買いたい候補となります。

ETFで高配当といっても利回りは知れていますが、年利3%でも確実にインカムが入るのなら計算できるから安心です。今後リセッション入りし、キャピタルゲインが期待できない状況下では配当金が物を言います。

最近はバフェット太郎さんや三菱サラリーマンさんの影響からか、インカムをとにかく増やしたいという考え方に変わりつつあり、投資対象に関しても「個別株面白そうだな」なんて考えもあったりします。ただ上記二人とは資金力が違うためインカムと呼べるようなレベルではないのですが・・・

 

最後に余談ですが・・・

最近は、わりと真剣に

投資は元本保証のない高金利の貯金と思ってしまえばいいんです(錯乱)

なんて考えたりしています。

米国の配当貴族銘柄のような、減配の可能性の低い企業の中からディフェンシブセクターに属する会社を選んで、ある程度安い(配当利回りが高くなる)ところで仕込む。

そして配当はすべて再投資して株数を増やしていけば、どんどん配当金も増えていき、ゆくゆくはお金がお金を生むマネーマシンが出来上がります。(もしかするとキャピタルゲインも期待できるかも)

リタイア後は年金もらいながら配当を生活費にまわすこともできますし、将来は次の世代へ相続することだってできます。

そのためには、より多くのお金を投資にまわすことが一番重要になります。

ということで来年はより一層、勤倹貯蓄に励みます。

 

皆さんご安全に!

【雀の涙】各種ETFから分配金を受け取りました【焼け石に水】

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バンガード五郎です。

 

この相場、この下落、急な反転は考えにくく、しばらくは手出し無用と考えております。 コツコツと勤倹貯蓄で種銭を貯めるまでです。そして円高になるチャンスがあればドル転して出動の準備をしておこうと思っております。

さて、今週各種ETFより配当金が入金されましたので報告したいと思います。

 

配当実績

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今回の配当入金額の合計はは30.01USDでした。

★バンガード公共事業 ETF【VPU】から4.59USD

2018年にVPUから受け取った配当金合計は11.55USDとなりました。

★バンガードヘルスケアETF【VHT】から8.45USD

2018年にVHTから受け取った配当金合計は19.33USDです。

★バンガード生活必需品ETF【VDC】から14.09USD

2018年にVDCから受け取った配当金合計は36.41USDです。

★バンガード情報技術ETF【VGT】から2.88USD

2018年にVGTから受け取った配当金合計は7.56USDです。

2018年5月からNISA口座でETFに投資を始め

本年の累計配当入金額は106.28USDになりました。

残りはVYMとHDVからの分配金待ちです。(来年になるのかな?)

 

現状は2018年NISA口座で120万円弱を投資しています。

本年の累計配当入金額が106.28USDなので日本円にすると約12,000円になります。

(1ドル112円で計算)

 

投資対象がETFだけに限られていると配当収入にはやはり限界があります。

しかも投資金額が少額過ぎるためスケールが小さいです・・・

 

 

 

とうとうマイナス域へ

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昨日終了時点でのNISA口座の状況です。

VPU以外は見事にマイナスになっています。配当金もわずかですので、本当に“焼け石に水”ですね。それでもないよりはマシですが・・・ 

しかし上記ETFは5年間塩漬け確定なので、5年後にどうなっているか楽しみではあります。

NISA枠も使い切り、とにかく今はトレンドが↓に向かっていますので積立投資以外はやりません。

そして来年は計算の出来ないキャピタルゲインを捨て、インカムゲイン重視の投資をしようと考えています。そのためにも投資額のスケールアップが必要ですね。

 

皆さんご安全に!

インカム重視で荒波を乗りきれ

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バンガード五郎です。

今年も残りわずかとなりました。

できれば年間収支プラスで終わりたいところですが、なかなか時合が悪く混沌とした状況が続いています。米中の貿易摩擦にHuaweiショックも絡んで、ここから短期で株式市場が回復・安定するようなことはしばらくなさそうです。

そのような中、今後も米国株がボックス圏で推移したり、さらに一段と下落すると想定した場合に個人投資家はどのように対応すべきでしょうか。

今回は、私も影響されつつある高配当株配当再投資をはじめとするインカム重視の投資で、どうにか市場の荒波を乗り切れないか模索してみたいと思います。

インカムゲインとキャピタルゲイン

投資活動で得ることのできる収益にはインカムゲインとキャピタルゲインの2つに大別できます。

インカムゲイン:株式や債券などの資産を保有することによって得られる利益で、主に配当金があげられる。不動産では家賃収入がインカムにあたる。

キャピタルゲイン:株式や債券などの保有している資産を売却することによって得られる利益。値上がり益。

インカムゲイン、キャピタルゲイン | いま聞きたいQ&A | man@bowまなぼう

 なぜインカムを重視するのか

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上のチャートは2018年年初来のS&P500指数の推移です。

ご覧のように1年でほぼほぼ横ばいの結果となっていますから今年から投資を始めてS&P500インデックスに投資した方は、購入時期に関わらずそのまま保有していれば、ほとんどの人が儲かっていないということになります。

また、無配のグロース株の代表的な銘柄の中からフェイスブック(FB)のチャートを見ると、年初に買った人は大幅な含み損を抱えている状態となっています。

↓フェイスブックのチャート

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フェイスブックに代表される無配当のグロース株は株価が値上がりすることによって得られる値上がり益でしか運用益を出すことが出来ません。

また、相場や為替などの様々な要因により、好業績であっても株価が上がるとは限りませんし、今年1年に見られる株価が停滞する時合においてはキャピタルゲインしか望めない無配当のグロース株を買うことは非常にリスクが高いといえます。

 

一方で高配当の大型株においては、株価が停滞する現在のような局面であっても配当は必ず運用益として得ることが出来ます。

かなりざっくりとした例になりますが、株価が100万円で配当利回りが5%の株を買ったとします。

その後の20年間で株価も配当利回りも変わらなかった場合(厳密には税金や配当落ちなどあるが)20年間で得たインカムによって元が取れるということになります。そして元を取ったその後も保有する限り半永久的に配当金を受け取ることができるのです。

 

しかし、無配当のグロース株で同様に20年間の運用を考えると、運用益はゼロということになってしまいます。ですから、今年のような株価が停滞する局面ではインカムを重視する戦略が有利になります。

ただし、ひとたび株価が上がる強気相場ではグロース株のキャピタルゲインは高配当大型株の比ではないことも付け加えておきます。


そして1つだけインカムゲインを狙った投資で気をつけなければいけないことは、企業の業績が悪化するなどの理由で買った株が減配や無配になることです。ですから銘柄を選定する場合は財務健全性なども精査した上で慎重に選ぶ必要があります。

しかし米国株なら配当貴族指数に名を連ねるような25年以上連続増配している銘柄から選べば、こういったリスクは大きく減らすことができるでしょう。

 

その中でも特におすすめはP&G(PG)やコカ・コーラ(KO)、ジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)、アルトリア(MO)などの生活必需品やヘルスケアセクターに属する企業です。

これらの企業は筆者が死ぬまでに減配や無配になることは、まずないと考えて大丈夫でしょう。そしてこのような増配銘柄は年々配当が増える可能性が高いため、インカム収入をある程度予想できることから、運用計画も立てやすくなります。

また、たとえ下落局面であっても配当をもらいながら保有することにより、一定の安心感が得られるというメリットもあります。

 

 ↓米国株配当再投資といえばバフェット太郎さん

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 インカムを重視で荒波を乗りきろう

上記4銘柄以外にも米国株には配当利回りが3%を超えるような黄金銘柄がごろごろしています。

米国投資界隈では定番と言われるような銘柄ばかりですが、あえて奇をてらう必要はありません。不景気になっても生活に必要なものは売れ続けますから、こういったディフェンシブ銘柄から投資先を選べばほぼ間違いないでしょう。

 

もしこういった投資手法をETFで実践しようとした場合、BlackRockのHDVやバンガードのVDC・VHTなどで代用することになりますが、ETFだけでの運用では、どう頑張っても配当利回り3%辺りが限界となります。インデックスやセクターをまるごと買うETFの場合、ボラティリティが個別株に比べて低くなる代わりに配当利回りが犠牲になってしまうのは仕方がありませんね。

 

最後にキャピタルゲインとインカムゲインではどちらが優れているということではありません。昨今のような市場環境で株価が停滞したり大きく乱高下するような時合で、個人投資家は予想出来ないキャピタルゲインに期待した運用をするより、配当利回りなど運用益を計算できるインカムを重視した投資へウエイトを置き、勝つことよりも負けないことに注力すべきです。

そして運用益で得られる配当金を再投資することで加速度的にインカムを増やすことも可能なのです。

 

 皆さんご安全に!

 

 

 

 

 

【VDC】上級者は知っている 実はトータルリターンもすごいんです【VHT】

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バンガード五郎です。

このところ投資資金の流入が著しいディフェンシブ銘柄ですが、バンガード・セクターETFの生活必需品(VDC)やヘルスケア(VHT)も例に漏れず他のセクターに比べ堅調に推移しつつあります。

いわゆるディフェンシブセクターと呼ばれる生活必需品・ヘルスケアなどの各セクターは、そのディフェンシブ性ばかりが取り上げられがちですが、実はパフォーマンスもすごいんですというところを記事にしたいと思います。

私がVDCやVHTを推すわけ

私の背中を押した2つのブログ記事

VDCやVHTに投資すれば間違いないのではと思ったのは、以下の2つのブログに出会ったことによります。どちらもバンガード・セクターETFを数値を使って分析した記事です。

 

↓ROKOHOUSEさんのVHT・VDCに関する記事

www.rokohouse.net

↓takachanさんのバンガードセクターETFの数値分析記事

blog.livedoor.jp

上記2つの記事はブックマークしておくことを勧めます。

数年程度のパフォーマンスの比較ではS&P500指数(平均)に劣後する時もありますが、超長期で見た場合、いかにVDC・VHTが優秀な結果を出しているかがおわかりいただけたでしょう。2018年の前半では特に生活必需品セクターは冴えない展開となりました。しかし、20年以上のスパンで投資を考えた場合、過去の実績に裏打ちされた間違いのない投資先と言えるのではないでしょうか。

 

 ↓VDCに関する過去記事です

www.vanguard560.com

ETFを使ってシーゲル銘柄へ投資

ジェレミー・シーゲルの『株式投資の未来』によると、過去半世紀では主要10セクターのうち特に高いパフォーマンスを示したのは。ヘルスケアと生活必需品の2セクターで、ヘルスケアが13.76%、生活必需品が13.36%でこの数字は、いずれもS&P500指数を2%以上アウトパフォームしています。

ここ数年の強気相場ではハイテクセクターの台頭によって影が薄くなりつつあるものの、いずれ景気後退の局面では人気化することから現在のような調整局面では、こういったETFを下値でコツコツと買い増すことにより投資家は報われることでしょう。特に長期投資においては再現性のある、勝つ可能性が非常に高い投資法だといえます。

 

↓ジェレミー・シーゲル『株式投資の未来』

株式投資の未来?永続する会社が本当の利益をもたらす

株式投資の未来?永続する会社が本当の利益をもたらす

 

 

 

 あくまで過去の実績ではあるが

ここまでの話は数値的なものも含めて、すべて過去の実績に基づき進めてきたのですが、今後この先10年後、20年後も同様の結果が出るかどうかはわかりません。

皆さんそのことを理解した上で投資しているはずです。しかし未来のことが誰にもわからない以上、投資先を選定する際に参考できるのは過去の実績以外にありません。

 

例えば、競馬をされたことがある方ならわかると思いますが、競馬新聞には過去の実績しか載っていません。(当たり前といえば当たり前ですが・・・)その新聞を読んで予想をして最終的に馬券を買うわけです。

もし過去の実績通りにすべてのレースが決まれば、ほぼ人気通りに収まります。しかし未来のことは誰にもわからないので、人気薄の馬が突然好走して大穴を開けることもあるわけです。ただ、そういった大穴は買っている人が少ないから高配当になるわけで、過去の実績からはほとんどの人が好走をイメージできない買えない馬だったということになります。

 

話がそれてしまいましたが、未来のことは誰にもわからないからといって当てずっぽうで投資先を決めるわけには行きません。あくまで過去の実績ではありますが、それより頼りにできる情報も他にないということです。

 

全天候型の投資を可能に

現在の米国株式相場は、先行きの不透明感から激しく乱高下しています。一般的にこういう相場状況で投資家はディフェンシブな銘柄をより多く組み入れようとします。

しかし、ここまでの話をまとめれば、VDC・VHTは相場が良い時も悪い時も含めた超長期において優秀な結果を出してきた実績があります。

ですから強気相場だの景気後退(リセッション)が近いなどタイミングなどは一切気にせずに買えば大丈夫であるということになります。

長期投資において、景気後退局面ではディフェンシブ性能を発揮し、さらに強気相場においても高パフォーマンスであることを考えれば、全天候型の投資を可能にするETFだといえます。

筆者自身のポートフォリオにも当然VDC・VHT・VPUを組み入れています。

そして最近は、もうこの3つだけ買っておけば良いんじゃないかと割とマジで考えています。

 

 皆さんご安全に!

 

 

 

【脱初心者】投資で損をする人がやりがちな5つのミス

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こんにちはバンガード五郎です。

思ったように株価が上がらず、悪い流れのまま月日が過ぎていく・・・

投資をやっていれば誰しもそのような経験はあるでしょう。

そして株価の下落が原因で自分でも気づかないうちに、負のスパイラルに陥ってしまっているかも知れません。

投資家にとって資産が減ることは悲しいことです。しかし長期投資という視点で考えれば、ゴールまでの道中一時的に含み損をかかえることは当たり前のようにあります。

しかし下落耐性が低い人はお金が減ることで平常心を保てなくなり、様々な失敗をしてしまうものです。

現状の相場にそぐわぬ内容かもしれませんが、今回は投資で損をする人のやりがちなミスについて考察します。かくいう私も初心者の域を出ませんが、一緒に考えてみたいとおもいます。

1.投資方針(ルール)が決まっていない

普段から何となく投資をしていて、他人に投資方針を聞かれてもハッキリと答えられない人や投資方針がブレブレの人は負ける確率が高いです。

投資先も他人の推奨銘柄やブログ・SNSで人気のグロース株などを自分で調べもせず、盲目的に買ってしまうのもダメです。そこに自分の考えがありませんし、購入の根拠も説明できません。

投資ルールとは、例えば毎月〇〇円を△△に投資するというような簡単なものです。

その他にも何%上がったら(下がっても)売るとか、株価が下がっている途中では買わないというのも投資方針でしょう。これだけでも失敗はかなり減らせれるのではないでしょうか。

著名な投資ブロガーであるバフェット太郎さんは、毎月の最終営業日にポートフォリオの組入比率が低い1銘柄を100万円買うという明確な投資ルールに従い、愚直に積み上げておられます。

言葉では簡単なように聞こえますが、相場がいかなる状況であっても継続してやり続けるのは大変です。

このような投資ルールを決め、ブレないことが重要です。できるのであれば、自動積立などのシステムを設定し、自分でいらん事をしてしまわないように委ねてしまうのがベストだと思います。

 

2.生活資金まで投資にまわす

先日ブリティッシュ・アメリカン・タバコ株の暴落がブログやSNSでも結構話題になりましたが、こういった時に「今が千載一遇のチャンスだ!」と生活資金まで投資にまわすというのも代表的な失敗する投資方法です。

BTIのような株はそもそもグロース株ではないので、長期に配当を再投資することによって、その旨味が出てくるものです。

買ったはいいが、そこから更に値下がりしたり、急な入り用でお金が必要になった場合、その魅力的な配当金を受け取るまでもなく売らなければならない、なんていうことも考えられます。

そして1番最悪なのは借金をしたお金で投資することです。あまりこのような人はいないと思いますが、もうこうなるとつける薬がありません。

あくまで身の丈にあった金額で無理をしないこと。当たり前のようで、案外これが一番出来てなかったりします。

 

3.固執する

「この会社は間違いない、絶対大丈夫だ!」とか「自分の大好きな企業だ!」などと過度に思い入れがあると、これも失敗してしまう可能性が高いです。個別銘柄に投資する場合には特に注意したいところです。

ある程度の企業への愛着や思い入れはあってもいいように思いますが、度を過ぎてしますのは考えものです。大きく下落しても売らなかったり、利確できなかったりと正確な判断ができなくなるためです。

自分の選んだ銘柄を信じることは大切ですが、大切なお金を投じる投資ですから、ほどほどにしたほうが良いでしょう。こだわりを捨てることによってフラットな視点になり、見えてくるものもありますし、色々なことを試すことでしか得られない発見もあるはずです。

そして何より自身の投資に対する引き出しが増えることにも繋がるように思います。

 

4.集中投資する

先月のような大幅な下落局面などで起きやすい、ここが底に違いないと思い込み一気に集中して資金を投じることもまた失敗しやすい投資と言えます。たとえ集中投資で大きく儲かる場合があっても、それはたまたまで再現性は非常に低いので、失敗する確率のほうが高いと言えるでしょう。

また集中と言えば1つの会社やアセットクラスに一極集中してしまうのもダメです。

分散投資は投資の基本です

  1. 資産の分散
  2. 地域の分散
  3. 時間の分散

この3つが分散投資の柱です。

 

 ↓分散投資について書いた過去記事です

www.vanguard560.com

 

5.失敗を反省しない 

なるべく失敗したという現実から目をそらしたくなる気持ちもわかります。しかし投資に限らず、失敗は次の成功に活かしてナンボです。

投資とギャンブルは違いますが、自分の周りにもパチンコや競馬で勝ったことだけ言いまわって、負けたことは一切言わない人がいます。たぶんこういう人は他人に褒めてほしいのか、自慢したいのかなんでしょうけど、10回やって1回勝てば9回の負けは許せるのでしょうか。

1週経てば先週の負けを忘れて中央競馬に行っていた、若かりし頃の自分もそうだったかも知れません(笑)

しかし株式投資において、なぜ失敗したのか原因を分析することは非常に重要です。

このことを疎かにすることにより、再度同じ失敗をしてしまう可能性が非常に高いからです。

儲かったのは相場のお陰、損をしたのは自分のせいと考えるくらいで丁度いいです。同じ失敗を繰り返さないように、失敗した原因を考えるようにしましょう。

 

もし投資で成功したいと本気で思っているのなら

株価が下落していることによって弱気になったり、モチベーションが下がってしまい普段通りに投資と向き合えなくなっていませんか?

今からでも遅くありません。投資で失敗しないために、投資計画を立て、ルールを作った上で以上のようなことに注意すれば、劇的に負ける確率を減らせるでしょう。

 

皆さんご安全に!

 

 

 

2018年11月の実績【NISA口座】

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バンガード五郎です。

今年も残すところ1ヶ月と成りました。通常であれば、12月は年末ラリーへの期待が高まるところです。

FRBパウエル議長の利上げの減速が示唆される発言を受け、株式市場は多少持ち直してきています。しかし、昨日30日も翌日に控えた米中首脳会談を意識した動きに終始しました。

このようなことから、年末ラリーへの期待はあるものの積極的になりづらい状況となっております。

 そのような状況の中、定期報告になりますが11月の実績としてSBI証券で運用中のNISA口座の現状を確認してまいります。

前月の売買

【買い】

 

iシェアーズ コア米国高配当株ETF[HDV]約定単価89.0369USDで1株

(NISA口座の空き枠埋めのため)

 

【売り】

なし

 

ポートフォリオ

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11月は騰落の激しい相場となりました。最終的にはある程度株価は戻り、10月末に比べて含み益も増える結果となっております。

前月比

10月+231.6USD

11月+596.01USD(前月比+364.41IUSD

銘柄別ではバンガード米国情報セクターETF[VGT]以外のすべてがプラスに転じており、金額的には知れていますが含み益も倍以上に膨らんでいます。

中でもヘルスケアセクターのVHTと生活必需品セクターのVDCの貢献度が高く、この2つのETFがポートフォリオ全体を牽引するかたちとなりました。今後もVPUやHDVも含めて期待できるように思います。

 ↓10月の実績報告の記事です

www.vanguard560.com

 

 

配当実績

 11月の配当金はありませんでした。

保有銘柄ではほとんどのETFが6月や9月に分配金を支払うものばかりですので、入金のない月を極力少なくするために、支払い月の違う銘柄も保有したほうが良いのかも知れません。

これは今後の課題です。

 

 

投資可能枠(2018)NISA

残り 5,532円投資可能

11月の投資分でほぼ2018年のNISA枠を使い切りました。 

実際に投資をしてみると、120万円という非課税枠は多いようで少ないという印象です。

先日税制調査会が開かれ、私的年金やNISAなどを統合した国民一人ひとりが老後資金を蓄えるための『非課税貯蓄枠』の創設に向かって動き出したようです。

以前にも書きましたが、一人ひとりに非課税の限度額を設けるような制度になっていくのでしょうか。

どちらにしても、NISA制度はまだ歴史も浅く今後も制度変更は必ずあるでしょう。このような情報には常にアンテナを張り、投資機会の損失にならないよう注意したいところです。

 

今後の方針

10年前にリーマンショックで株式投資を一旦はやめたものの、1冊のインデックス投資本(水瀬ケンイチ氏著)から再び投資の世界に舞い戻ってきました。

また、長期離脱からの復帰初年度にしては上々の結果ではと思っております。

現在のところは前回の記事のとおり、現在保有しているETF銘柄のうちVDC・VHT・HDVなどを更に積み上げていくつもりです。

加えて今後は米国以外の投資対象国を少し勉強してみたいと思っております。例えば北欧やASEAN諸国など、どんなETFがあるかもどこの証券会社で買えるのかもわかりませんが・・・

とにかく2018年は筆者にとっては投資初年度、ここからがスタートです。

まだまだ知識も少なく、勉強が必要です。そしてより良い投資生活が送れるよう努力していきたいと思います。さらに、将来的には一人でも多くの方に役に立てるようなコンテンツを提供できるようになれればと考えております。

 

皆さんご安全に!

 

 ↓NISA口座の未来について考えた記事です。

www.vanguard560.com

 


 

 

いずれ来る減速 今後の投資方針について

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バンガード五郎です。

このところ仕事が忙しく、ブログも全く更新していませんでした。

今年のNISA投資可能枠をほぼ使い切り、特に慌てて投資する必要もないと考えているため、11月以降は家族名義のつみたてNISAとiDeCoのみ通常運転でやっているくらいです。

まもなく賞与も入りますし、今は資金の確保と来年度以降の投資先の選定に時間を充てるようにしています。

まだまだぼんやりとしか決まっていませんが、ここで少し来年度以降の投資について書いていこうと思います。

 

米国株市場の見通しについて

今後の金融市場を考える上では以下のようなことがポイントになります

  • FRBの利上げは継続か休止か
  • 米中関係(貿易戦争)は良化するか

上記のポイントが利上げの休止、そして貿易戦争の停戦となれば足元の株価は戻るでしょう。しかし筆者はあくまで現在の米国株相場は強気相場の終盤戦であると認識しています。

実際、ここまで強気相場を牽引してきた『GAFA』に代表される情報技術セクターには逆風が吹いており、明らかに局面は変わったと言えます。今後一時的に上がる場面もあると思いますが、大局的に見た場合、ここは静観すべきでしょう。

また牽引者である情報技術セクターが落ち込んだ結果、S&P500指数は年初来でほぼ横ばいの水準まで下落していますので、今後はより保守的なスタンスで臨みたいところです。

 

ここからの投資方針はどうする

9月の下旬以降のS&P500のセクター別指数を見ると、その後上昇しているのは生活必需品・公共事業の2つのディフェンシブセクターだけです。

2018年に投資を再開しましたが、NISA口座だけに限れば、本日現在で6%ほどの含み益があります。

↓バンガード五郎のNISA口座状況

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筆者の場合、投資金額も少ないため債権への投資を控えていますので、ディフェンシブ銘柄をより多く組み入れるようにしています。そのうえで近い将来に来るであろう景気後退に向けた準備を考えています。

ポートフォリオは現在のところ50%がVTIで残り50%がバンガードのセクターETF(VDC・VHT・VPU)と高配当ETF(VYM・HDV)を組み入れています。

今後もポートフォリオのコアとなる楽天VTI・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はつみたてNISAとiDeCoで継続させます。そのことにより、どうしてもテクノロジー銘柄を多く保有するかたちになってしまうため、他にどういったETFをトッピングしていくかということになります。

財務健全性などを考慮したクオリティ銘柄へ投資する

ご存知のかたもいらっしゃると思いますが、グロース株やバリュー株というカテゴリー以外にもクオリティ株というものが存在します。

クオリティというくらいですから、質の高い企業への投資ということになるのですが、何を持って質が高いと決めるのか?ですが、簡単にいうと永続的な収益が見込め潤沢なキャッシュフローがあり、財務健全性が高い企業ということのようです。

例えば、ジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)やエクソン・モービル(XOM)

マイクロソフト(MSFT)などが挙げられます。

そしてこれらのクオリティ企業群へまるごと投資できるETFがあります。

ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長ファンド(DGRW)です。

↓上位10銘柄

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(出典:ウィズダムツリー)

↓保有銘柄のセクター割合

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(出典:ウィズダムツリー)

どうしてもテクノロジーセクターが多くなってしまうため躊躇してしまいます。加えて、経費率も0.28%と高めなので一考の余地はありますが、今すぐ欲しいETFではありません。ETFは総じて複数の企業群に丸ごと投資できるため、分散が効いているのですが、デメリットとしては不要なものも混ざってしまうという側面もあります。

釣りで言えば個別株は一本釣りでETFは網で漁をするようなものでしょうか、狙ったものとは違うものも網にかかります。しかしそれが嫌なら個別株に移行するより他ありませんね。

クオリティという響きは良いですが、ここに投資するなら筆者はバンガードの米国増配株式ETF(VIG)に投資するほうが良いように思います。VIGは経費率も0.08%と桁が違います。

ディフェンシブセクターのETFや高配当ETF(HDV)で防御力をアップする

現在保有している VDC・VHT・VPUの株数を増やすことの方が有利に働きそうです。

あれこれと投資するのが面倒くさい場合は、HDVでまるごとディフェンシブセクターを買うことで代用可能だと考えています。

上部に画像を載せましたが、筆者のNISA口座は上記ディフェンシブセクターETFのおかげでかろうじて含み益が出ている状態です。買うタイミングも良かったのかも知れませんが、明らかに6月ころとは様子が違ってきています。

リセッションが近いと考えた場合、もちろんこれらディフェンシブ銘柄も景気後退の局面で下落するのは当然ですが、下落率を抑えるために上記銘柄の保有比率を一段と増やしたいと考えています。

 

来年の投資にむけて

本年から投資を再開しましたので、まだまだ皆さんに比べると資産と呼べるレベルにありません。

家族の病症により、2018年は医療費に自己負担金額で年間200万ほど支出しているため、いまのところは多くの資金を回せない状況ですが、今後も地道に投資を継続させたいと思っています。

またいつ来るかわからないリセッション(景気後退)に向けて、早めに動くことで、強気相場がまだまだ継続し、結果的に機会損失になるかも知れませんが、そこは腹をくくって先手先手に追いかけたいと思っています。

相場を眺めていても株価は上がりません、祈っている時間があったら自身のポートフォリオの見直しと、コストダウンに注力しましょう。長期投資において重要なことは皆さんおわかりの通り、分散・積み立て・低コストです。

より良い未来のためお互い頑張りましょう。

 

皆さんご安全に!

 

 

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」に投票しました

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バンガード五郎です。

11月も中旬となり、今年も残るところ1ヶ月半です。

今年は10年ぶりに投資を再開しました。5年ほど前に始めていればもう少しリターンも出てるんでしょうが、今年は既に2回の大きな調整局面があり今のところ思ったほどの成績は出せていません。

思えば年初に水瀬ケンイチさんの著書『お金は寝かせて増やしなさい』を読んだことがきっかけでインデックス投資を始めることになりました。そのときに比べれば、多少の知識も身に着けたつもりですが、まだまだひよっこです。

しかし、せっかくブログも始めたことですので、初めて「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」に投票してみることにしました。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018とは

常日頃から、情報収集し自身のブログで情報の発信をしているブロガーが、個人投資家目線で支持する投資信託などを決定するイベントです。

また、この取組は各証券会社の宣伝文句などに惑わされることなく、個人投資家にとって本当によいと思える投資信託などを選び、それを広めることで「よりよい投資環境を作っていこう!」という目的もあるようです。

投票期間

2018年11月1日(木曜日)から11月30日(金曜日)まで

投票資格

“投信ブロガー”であること。2018年9月30日までにブログを開始していること。
投信ブロガーか否かの判断は運営委員会が行います。

対象となる投資信託

2018年10月31日までに設定された投資信託(ETF含む)。
海外籍ETFについては、日本の証券会社を通じて買付可能なものを対象とします。

結果発表

2019年1月13日(日)でイベント「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」を開催、発表予定です。

 

↓リンクを貼っておきます

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018

過去5年のファンドオブザイヤー

  • 2017年 楽天・全世界株式インデックスファンド
  • 2016年 ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • 2015年 ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • 2014年 ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • 2013年 バンガード・トータル・ワールドストックETF【VT】

ニッセイ外国株式インデックスファンドが2014年から3連覇、また昨年も楽天・全世界株式インデックスファンドに王座を明け渡したものの、2位にランクインしており抜群の人気と安定感です。

過去の結果からは、分散投資の基本である地域を分散しているインデックスファンドが上位に入る傾向があるようです。

自分なりの投票基準

  1. 1年間通して運用されていること
  2. 低コストであること
  3. 本年のパフォーマンスを加味する
  4. 実際に自分が投資しているものから選ぶこと

最初に2018年の1年間運用されているインデックスファンドということで、途中新規設定されたものは除くことにします。例えば、eMAXSIS Slim米国株式(S&P500)などは3ヶ月程度しか経過していませんので、人気になりそうですが外して考えます。

次に低コストであることについては、いまさら言う必要もないかもしれませんが、長期積立投資をする場合において個人投資家が自分の意志でできることは分散とコストの低減です。長期になればなるほどコストの重要性は増します。

そして今年の(現時点になりますが)パフォーマンスも考慮します。野球で言うなら2018年のMVPを決めるようなものです。このような相場状況ではありますが、その成績も参考にして選びます。

最後の条件は自分で実際に投資して運用しているものから選びます。投資したこともないファンドに投票するというのは何か説得力にかけるような気がします。そこはやはり身銭を投じているものから選定すべきではないでしょうか。

ファンドオブザイヤー2018に投票したファンドは

1:iFree S&P500インデックス

筆者のポートフォリオでも屈指のパフォーマンスを叩き出したこと、そしてつみたてNISAの開始に合わせ金融庁が開いた意見交換会で出た投資家の要望によって設定されたS&P500連動の画期的な当ファンドに2票入れました。

現在はより低コストのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の登場により影が薄くなっていますが、1年間というスパンで総合的に貢献度は高かったです。

2:楽天・全米株式インデックスファンド

こちらは常に買い付けランキング上位にいますので、投資されている方も多いと思います。実際筆者もつみたてNISAとiDeCoで毎月積み立て投資しています。インデックス投資の基本は全世界への分散投資であることは理解した上で、あえて積立投資では楽天VTIに資金の大半を投入しています。パフォーマンスも良好で、こちらも2票入れています。

3:eMAXIS Slim先進国株式

最後に低コストの代名詞eMAXIS Slimシリーズから先進国株式インデックスを選びました。経費は年率0.11772%と驚異の低コストです。純資産は260億円を超え、楽天・全米株式インデックスファンドの270億円に比肩しています。リターンは楽天VTIに劣りますが、先進国全体に分散されており且つコストが低いため長期積み立てには、最良の選択と言えるかもしれません。こちらには1票投票しました。

 

今回は海外ETFはあえて選びませんでした。投資初心者にとっては少し敷居が高く、円でそのまま買える商品のほうが良いのではないかと判断したためです。

 

投票を終えて

今年から導入されたつみたてNISAの影響で各社信託報酬の引き下げや新しいファンドの設定など、目まぐるしく変動した1年ではなかったでしょうか。

つみたてNISAでは金融庁のフィルターにより、長期投資に適した低コストのインデックスファンドが以前に比べて増えたため、個人投資家にとって選択肢が広がり、より安心して投資できる環境が整いました。

ファンドオブザイヤーも10回を超え、益々注目度が高まっています。

投信ブロガーの投票がそのままランキングに反映されることにより、個人投資家の意見が商品設計に取り入れられるような存在として永続してくれることを望みます。そしてすべての個人投資家のレベルアップに貢献していけば嬉しく思います。

 

皆さんご安全に!

 

 

 

 

 

年率0.11772%(

 

 

 

 

 

 

 

 

つみたてNISAの楽天カードクレジット決済がやっと設定できたので報告します

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バンガード五郎です。

10月28日から設定可能になった楽天カードクレジット決済ですが、やっと設定が完了しました。これで2018年12月分より積立額の1%ポイントをゲットできることになります。つみたてNISAの上限が40万ですから、支払い方法を変えるだけで年間4,000ポイントももらえるのです。これはやらなきゃ損、スヴェンソンです。

 

投信積立での楽天クレジットカード決済とは?

投信積立の決済方法を証券口座や銀行口座から引き落とししていたものを、楽天カードによるクレジット決済に変更することにより、月額50,000円を上限に決済額の1%分の楽天スーパーポイントが付与されるというサービスです。

↓詳細はこちらを御覧ください。

www.rakuten-sec.co.jp

私が実際に設定した手順

人によって現在の積み立て設定が違うので一概に言えませんが私の場合(証券口座→クレジット決済)以下のように設定をし直しました。

 

①10月の末に毎月5日Aファンド、毎月25日Bファンドと設定していたものを

11月からA・B共5日積み立てに変更した。

 

②11月5日の積み立て分が約定後、12日までにA・Bファンドの5日積み立てを解除してしまう。

 

③あらたにA・Bファンドの12月分の積み立てをクレジット決済で、つみたてNISAの本年予定額を参照しながら40万ちょうどになるように設定する。

 

以上で完了です。

これで11月の積み立ては終わっていますし、12月の積み立ても設定できたので隙間なく継続積立できることに成りました。

但し、この手順は証券口座引き落とし→楽天カードクレジット決済へ変更した場合です。他の決済方法からの変更は各自ご確認ください。ツイッターなどで設定できないなど、非常にわかりにくい面があったようです。実際私も少し苦労しましたが何とか設定を完了することが出来ました。

 

 まとめてみると

もし今後設定をする場合は、以下のカレンダーを見てもらうと分かりやすいのですが、もし月の後半に積み立て日を設定している場合は、はじめに楽天証券口座からの引き落とし決済のまま月の頭に積み立て日を設定し直す。ちなみに筆者は適当に5日としました。

次にその5日の積み立てが完了してから12日までの間に設定を一旦解除する。

そして最後にクレジット決済で積み立て設定をする。

ということになります。

12月から開始されたい場合、のこり日数が少ないですのでご注意ください。

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[出典:楽天証券]

 楽天証券でつみたてNISAのクレジット決済を使う場合の注意点

クレジット決済の場合ボーナス設定ができない。

年間積立額の調整や賞与時の増額に使っていたボーナス設定ができなくなります。

 

積み立て日は選択できません。

毎月1日が積み立て日として固定されます。これまで筆者は5日Aファンド、月中にiDeCo、25日にBファンドと積み立て日を分散しておりましたが、そういったこともできなくなります。しかし1%もポイントが貰えるならやむなしです。

 

今後も見逃せないサービス拡充

クレジット決済によるデメリットも多少ありますが、それを補って余りある“1%の還元”です。私のように楽天経済圏で暮らすものとしては今後ポイントがザクザクと貯まっていくでしょう。そしてそのポイントをつみたてNISAの購入に充てることによって、どんどん雪だるまのように資産が転がっていくイメージが湧きます。

現状多くの人は、楽天銀行とマネーブリッジ設定をして証券口座から引き落としされていると思います。しかし楽天カードを持っている方であれば、支払い方法を変えるだけで簡単にポイントをゲットできてしまうのです。長く続けるつみたてNISAだからこそ、効果は大きいはずです。考え方によっては投信のコストカットとも言えますし、1%のリターンを楽天証券に下駄を履かせてもらうとも取れます。

個人投資家が長期で投資する場合、自らがコントロールできる部分だけに注力すべきです。それが分散や運用コストの削減です。

長期投資で、このサービスを利用する人と利用しない人では20年後にどれだけの差がつくのでしょうか。

まだ設定されていない方も12月から間に合わなければ、来年の開始に合わせてサービス利用されることを強く勧めます。

 

皆さんご安全に!

 

 

2018年10月の実績【NISA口座】

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バンガード五郎です。

 

10月は米企業の大半が7〜9月期の好決算であったにもかかわらず、世界的な株安となってしまいました。中でも『GAFA』の筆頭であるアマゾンは26日に10%ほど急落しました。また同日決算発表をしたアルファベットも広告単価の下落により売上高が市場予想に届かず、警戒ムードが強くなりました。

数ヶ月かけて積み上げたものが、たった数日で崩れ落ちていくのは見ていて儚さを感じました。その後多少持ち直してはいますが、いまだ市場は霧の晴れない状況となっております。

 さて、そのような状況の中、今回が2回目の定期報告になりますがSBI証券で運用中のNISA口座の現状を確認してまいります。

前月の売買

【買い】

バンガード・トータルストック・マーケットETF[VTI]約定単価140.66USDで15株

バンガード・米国ヘルスケアセクターETF[VHT]約定単価164.68USDで5株

 

【売り】

なし

 

ポートフォリオ

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10月は、皆さんご存知の通りの荒天相場でしたので、ポートフォリオ内にマイナスに転じた銘柄も出てきました。

はじめに、VTIはつみたてNISA(妻名義)とiDeCoでほぼ満額を楽天VTIに投じていますので、あまり偏ってもいけないという考えからNISAでは本家VTIの投資を控えていましたが、200日移動平均線を大きく割り込みましたので、15株だけ買いました。

今のところ含み損となっていますが、筆者は短期の利ざやが目的のトレーダーではありませんので全く気にしていません。長期での資産形成が目的ですので、かなり安く買えたと満足しているくらいです。

次に、かねてから注目しておりましたVHTが今回の急落により大幅に下げる場面がありましたので、5株追加投資しております。

 他では、先月絶不調だったVDC・VPU・HDVのディフェンス担当ETFが今回は本領を発揮し、何とかNISA口座全体でのマイナス転落を救ってくれています。

今年の春に投資を再開しましたが、今回のような急落は今後何回も繰り返されるでしょう。そこで改めて感じたのは、ディフェンスの大切さです。山高ければ谷深し、流行りものには本当に注意しないといけませんね。

 

配当実績

 

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10月の配当入金額は20.29USDでした。

本年の累計配当入金額は76.27USDになりました。

投資金額が120万円程度と少ないのもありますが、やはりETFだけではインカムに限界があります。しかし、極端な高配当ETFはよりリスキーな中身のものが多くなりますので注意しなければいけません。高配当にはそれなりの理由がありますからね。

私の場合はまだまだ少額投資家で資産形成段階ですからインカムよりキャピタルゲインをより重視するようにしています。

 

投資可能枠(2018)NISA

残り 15,686円投資可能

10月の投資分で、何とかNISA口座をほぼ埋めることができました。

イメージとしては、この2018年のNISA口座を封印して5年後にタイムカプセルを開ける感じです。大きく育ってくれるといいのですが・・・

あとは残りの端数をどうするかですけど、投信で埋めたらいいのでしょうか?

私はNISA口座に投資するのが今年が初めてなのですが、皆さんはどうなさっているのでしょう?

何か良い案がありましたら、コメントくださいm(_ _)m

 

今後の方針

このあと、たちまちリセッション入ということはなさそうですが、まだまだ混沌とした状況であることに変わりはありません。

NISA口座の枠もほぼ埋まりましたし、特に慌てて課税口座で投資する必要はないと考えています。ですので今年の残り2ヶ月はつみたてNISA(妻名義)とiDeCoを通常通り続けて、来年のNISA口座での投資先の選定と投資資金を貯めることに注力したいと思います。 来年はよりディフェンシブな銘柄(ETF)に投資することになるような気がしています。

 

皆さんご安全に!