「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」に投票しました
バンガード五郎です。
11月も中旬となり、今年も残るところ1ヶ月半です。
今年は10年ぶりに投資を再開しました。5年ほど前に始めていればもう少しリターンも出てるんでしょうが、今年は既に2回の大きな調整局面があり今のところ思ったほどの成績は出せていません。
思えば年初に水瀬ケンイチさんの著書『お金は寝かせて増やしなさい』を読んだことがきっかけでインデックス投資を始めることになりました。そのときに比べれば、多少の知識も身に着けたつもりですが、まだまだひよっこです。
しかし、せっかくブログも始めたことですので、初めて「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」に投票してみることにしました。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018とは
常日頃から、情報収集し自身のブログで情報の発信をしているブロガーが、個人投資家目線で支持する投資信託などを決定するイベントです。
また、この取組は各証券会社の宣伝文句などに惑わされることなく、個人投資家にとって本当によいと思える投資信託などを選び、それを広めることで「よりよい投資環境を作っていこう!」という目的もあるようです。
投票期間
2018年11月1日(木曜日)から11月30日(金曜日)まで
投票資格
“投信ブロガー”であること。2018年9月30日までにブログを開始していること。
投信ブロガーか否かの判断は運営委員会が行います。
対象となる投資信託
2018年10月31日までに設定された投資信託(ETF含む)。
海外籍ETFについては、日本の証券会社を通じて買付可能なものを対象とします。
結果発表
2019年1月13日(日)でイベント「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」を開催、発表予定です。
↓リンクを貼っておきます
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018
過去5年のファンドオブザイヤー
- 2017年 楽天・全世界株式インデックスファンド
- 2016年 ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 2015年 ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 2014年 ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 2013年 バンガード・トータル・ワールドストックETF【VT】
ニッセイ外国株式インデックスファンドが2014年から3連覇、また昨年も楽天・全世界株式インデックスファンドに王座を明け渡したものの、2位にランクインしており抜群の人気と安定感です。
過去の結果からは、分散投資の基本である地域を分散しているインデックスファンドが上位に入る傾向があるようです。
自分なりの投票基準
- 1年間通して運用されていること
- 低コストであること
- 本年のパフォーマンスを加味する
- 実際に自分が投資しているものから選ぶこと
最初に2018年の1年間運用されているインデックスファンドということで、途中新規設定されたものは除くことにします。例えば、eMAXSIS Slim米国株式(S&P500)などは3ヶ月程度しか経過していませんので、人気になりそうですが外して考えます。
次に低コストであることについては、いまさら言う必要もないかもしれませんが、長期積立投資をする場合において個人投資家が自分の意志でできることは分散とコストの低減です。長期になればなるほどコストの重要性は増します。
そして今年の(現時点になりますが)パフォーマンスも考慮します。野球で言うなら2018年のMVPを決めるようなものです。このような相場状況ではありますが、その成績も参考にして選びます。
最後の条件は自分で実際に投資して運用しているものから選びます。投資したこともないファンドに投票するというのは何か説得力にかけるような気がします。そこはやはり身銭を投じているものから選定すべきではないでしょうか。
ファンドオブザイヤー2018に投票したファンドは
1:iFree S&P500インデックス
筆者のポートフォリオでも屈指のパフォーマンスを叩き出したこと、そしてつみたてNISAの開始に合わせ金融庁が開いた意見交換会で出た投資家の要望によって設定されたS&P500連動の画期的な当ファンドに2票入れました。
現在はより低コストのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の登場により影が薄くなっていますが、1年間というスパンで総合的に貢献度は高かったです。
2:楽天・全米株式インデックスファンド
こちらは常に買い付けランキング上位にいますので、投資されている方も多いと思います。実際筆者もつみたてNISAとiDeCoで毎月積み立て投資しています。インデックス投資の基本は全世界への分散投資であることは理解した上で、あえて積立投資では楽天VTIに資金の大半を投入しています。パフォーマンスも良好で、こちらも2票入れています。
3:eMAXIS Slim先進国株式
最後に低コストの代名詞eMAXIS Slimシリーズから先進国株式インデックスを選びました。経費は年率0.11772%と驚異の低コストです。純資産は260億円を超え、楽天・全米株式インデックスファンドの270億円に比肩しています。リターンは楽天VTIに劣りますが、先進国全体に分散されており且つコストが低いため長期積み立てには、最良の選択と言えるかもしれません。こちらには1票投票しました。
今回は海外ETFはあえて選びませんでした。投資初心者にとっては少し敷居が高く、円でそのまま買える商品のほうが良いのではないかと判断したためです。
投票を終えて
今年から導入されたつみたてNISAの影響で各社信託報酬の引き下げや新しいファンドの設定など、目まぐるしく変動した1年ではなかったでしょうか。
つみたてNISAでは金融庁のフィルターにより、長期投資に適した低コストのインデックスファンドが以前に比べて増えたため、個人投資家にとって選択肢が広がり、より安心して投資できる環境が整いました。
ファンドオブザイヤーも10回を超え、益々注目度が高まっています。
投信ブロガーの投票がそのままランキングに反映されることにより、個人投資家の意見が商品設計に取り入れられるような存在として永続してくれることを望みます。そしてすべての個人投資家のレベルアップに貢献していけば嬉しく思います。
皆さんご安全に!